タイヤで走りが変わる!ブリヂストンタイヤ試乗会 part.1

タイヤで走りが変わる!ブリヂストンタイヤ試乗会 part.1

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 ツーリングシーズンを迎え、ライダーであれば、天気の良い週末には走りに行きたくなるはず。でも、ちょっとお待ちを!あなたの足元(タイヤ)、大丈夫ですか?バイクにとって、走行時に唯一路面と接しているのがタイヤ。その基本的な役割は、車両の重量を支えつつ、駆動力と制動力を伝え、路面からの衝撃を和らげてくれる。それによって、バイクは安定した走行と快適な乗り心地、そして確かな操作性を可能としています。タイヤの寿命は一般的に約3年と言われていますが、それはあくまで平均的な話。ライダーの乗車頻度や走行距離、走り方にバイクの保管状況、そしてタイヤの種類によっても変わってきます。すぐにでも走りに行きたい気持ちはよくわかりますが、まずは走りを快適に楽しむための準備として自分の目で足元(タイヤ)チェックをしましょう。
 チェックをする際、一番分かりやすいのがタイヤの側面に付けられている「スリップサイン(三角のマーク)」。これはタイヤの溝にある突起の位置を示し、この突起と溝が同じ高さ(タイヤが磨り減ってなる)になるとタイヤ交換のタイミングとなります。またあまり使用していない場合も、タイヤが硬化し、側面などにひび割れが出てくることがあるので注意をしてください。そしてもう一つ、バイクは後輪駆動なので、タイヤの消耗は前輪と比べ、後輪の方が激しくなりますが、チェックは前後共に行いましょう。そしてチェックをして問題がなければ、存分に走りを楽しみに行ってください。
 もし交換が必要な際は、自分の車両、目的、走り方に適した賢いタイヤ選びをしましょう。今回は、大型スポーツバイクからスクーターまで幅広く、また豊富なラインナップを揃えるタイヤブランド「ブリヂストン」の試乗会に参加をしてきました。よかったら皆さんのタイヤ選びの参考にしてみてください!

試乗会レポート

タイヤで走りが変わる!ブリヂストンタイヤ試乗会 part.1

試乗会が行われたのは、2020年の東京オリンピックで自転車競技(トラックレース・マウンテンバイク)が行われる予定の伊豆ベロドーム&伊豆マウンテンバイクコースが敷地内にある修善寺のサイクルスポーツセンターの5kmサーキットコース。

タイヤで走りが変わる!ブリヂストンタイヤ試乗会 part.1

試乗会には、スーパースポーツをはじめ、ネイキッド、アドベンチャーモデルと人気の国産モデルが用意され、最新のタイヤの乗り味を体験できるようになっていた。

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もちろん、メインはタイヤ。新しいモデルと共に、乗り味を比較できるようにと既にラインナップされているモデルがそれぞれのマシンに装着されていた。

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この日は、国内の二輪量販店やショップ&ディーラーのスタッフたちが、新しいタイヤの乗り心地や性能を確認するためにこの地を訪れていた。

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準備をして、いざ試乗。この日は特に冷え込みが厳しかったため、試乗を行うライダーたちの格好は真冬仕様。

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試乗は3つにクラス分けがされ、先導するライダーの後ろを4〜5台ずつが1グループとなって走るスタイル。1周5kmのコースを3周して一回の試乗は終了。

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1周5kmのコースはアップダウンを交互に繰り返し、緩急のあるコーナー、そしてゴール前の少し長めの直線でそれぞれタイヤの乗り心地を体感できる。

タイヤで走りが変わる!ブリヂストンタイヤ試乗会 part.1

タイヤの感覚を味わいながら走っていると15kmという距離も意外とあっという間。この日は気温が低く、当然路面も冷えていたので、タイヤがあたたまるまでに時間がかかってしまい、存分に体験できなかったのが少し心残りであった。

今回試乗をしたNEWタイヤの紹介

スポーツライドを楽しみたいライダーはコチラ!

タイヤで走りが変わる!ブリヂストンタイヤ試乗会 part.1
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BATTLAX RACING STREET RS10

ワインディングからサーキット走行まで、幅広く本格的なスポーツライドを楽しみたい、またワンランク上のパフォーマンスを求めるライダー向けのモデル。ドライのコンディションで高いハンドリング性能と優れたグリップ力、そして安定性を実現したハイグリップタイヤとなっています。トレッドパターンは、スリックに似た形状で、コーナリング時の入る方向に沿って溝を配置し、また3Dの溝形状を採用することで剛性を高め、ブレーキングや加速時の安定性を確保している。高温域でも高いグリップ力をキープし、まさにスーパースポーツバイクの性能を最大限に引き出すように作られたタイヤとなっている。

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タイヤで走りが変わる!ブリヂストンタイヤ試乗会 part.1
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BATTLAX HYPER SPORT S21

スポーツライドをメインとして、ドライでもウェットでも走りを楽しみ、さらにライフ性能も求めるライダー向けのモデル。フロントの形状、リヤの構造に独自のタイヤ開発技術ULTIMAT EYEを活用し、車両の旋回性とコーナリング時の接地感を上げ、軽快なコーナリングを実現。トレッドパターンは、三次元形状の溝を採用して剛性をアップ、またショルダー部をスリックに近い溝配置とすることで接地面を大きくし、コーナリング時のグリップ性能も高めている。さらに専用のコンパウンドの採用とリヤタイヤのセンター部にリブブロックを設けることでライフ性能もアップ(S20EVOから30%アップ)。ワインディングが楽しくなるタイヤとなっている。

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(part.2へつづく)

ライダーであれば覚えておこう!
【タイヤサイズ表記の見方】

※ラジアルメトリック表示

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
190 / 55 ZR 17 M/C 75 W
(1) 190 タイヤの幅(mm)
(2) 55 扁平率
(3) ZR ラジアル構造表記
(4) 17 リム径(インチ)
(5) M/C モーターサイクル用表示
(6) 75 荷重指数
(7) W 速度記号

ナビゲータープロフィール

安室淳一

神奈川県出身。エディター・ライター。クルマ、オートバイ、自転車の専門雑誌の編集を経て、フリーエディター・ライターに。現在は主にクルマ、オートバイ、自転車、ファッション、モノ系などの雑誌やWEBにて活動中。愛車はTRIUMPH TIGER1050。

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