ときひろみのスクール体験!ライディングスクールで自分の走りを見直そう!

ときひろみのスクール体験!ライディングスクールで自分の走りを見直そう!

createJunichi Yasumuro
camera_altKen Takayanagi
personHiromi Toki
tag_facesRS TAICHI

たくさん乗っている分だけ上手くなる、皆そう思ってはいないだろうか? 日々オートバイに乗ることで運転には慣れてくる。がしかし、上達しているというのは少し勘違いかもしれない...。スポーツや音楽、勉強でも、きちんと教わるのと教わらないのとでは、成長の度合いも違ってくるもの。ということで今回は、これからの楽しいバイクシーズンに備えて、ライディングスクールを体験! 教えてくれるのは、この道30年超のベテランモータージャーナリストの柏秀樹さん。教わるのは、もちろんオートバイ大好きタレントのときひろみちゃん。ちょっと運転に不安がある人、快適かつ安全に走りを楽しみたいという人は、是非スクール体験おすすめです!

何事も基礎は大事!もちろんライディングも!

ときひろみのスクール体験!ライディングスクールで自分の走りを見直そう!(1)

おそらく、ライディングをきちんと習うことは、教習所で教官にアレコレと言われて以来、ほとんどないのが普通。免許を取り、自身のオートバイを手に入れたら、後はひたすら乗るのみ。だが、実際に運転が上手と言われている人の多くは、しっかりとライディング技術を学んでいるもの。そこで今回は、笑顔でいつまでも安全に、そして楽しく走り続けるということをテーマとし、各地でライディング講習を行っているモータージャーナリスト、柏秀樹さんのスクールに、もっと運転が上手くなりたいという、ときひろみちゃんが一日体験入学! 目標は、自分のライディングを見直すとともに、きちんとオートバイの専門家に基礎を教わり、快適かつ安全、そして楽しいライディングを学ぶこと。一度受ければ、自分のライディングと意識が変わるスクール体験、興味のある人は是非!

運転を習うのは教習所以来...
不安だけど上手くなるために頑張る!

今回は、朝からちょっと緊張。というのも、改めてオートバイの練習をするということは、自分のライディングの現実が分かってしまうから...。でも運転が上手に、また楽しくなるというのは嬉しいことなので、気を引き締めて頑張ろうと思います。今日の車両は、自分のニンジャ250R。まずは今回講習が行なわれる教習所へ。

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教習所に到着したら、まずは座学から。教室の雰囲気がなんだか懐かしく感じます。先生はモータージャーナリストの柏秀樹先生。この道30年以上の柏先生が、オートバイに関する心得や上達の秘訣を楽しく、分かりやすく説明してくれます。柏先生のレッスンは、公道で速く走れるようになるものではなくて、基本は安全に、事前にキケンを回避できるような乗り方を主とした内容で、初心者から中級者、また女性に優しい内容となっています。

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しっかりとレッスンを受ければ、ちょっと躊躇してしまうUターンも安全かつ楽に、そしてどんなオートバイでも快適に乗れるようになるというので、お仕事で色々なオートバイに乗る機会がある私にピッタリです。

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約1時間の座学(スクールのテーマにはじまり、ライディングに対する考え方(心技体)、上達する秘訣(メリット5)、そしてレッスンの内容など聞き応えのある内容)を終えたら、コースに出て、実践。さぁて、今よりも上手く乗れるよう、がんばります!

柏先生流 ライディングの心技体

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【心】呼吸によって集中力を高める

自分の呼吸の管理をすることで、平常心を保つことができる。これがブレスコントロール。力を入れているときというのは集中力に欠け、力を抜いている(リラックス)状態が一番集中力を高めることができる。ツーリングや日常のライディングのとき、5分に1回、または5キロに1回。一瞬、肩に力をグッと入れて、ゆっくりと息を吐きながら力を抜く。これをするとカラダと心の状態をリセットできる。この動作を取り込むのがポイント。ライディング中、少し険しい顔になったら、笑顔でリセット!

【技】小さなことを大事に、しっかりと身につける

例えば、丸太を乗り越える練習があるとする。5cm、15cm、30cmという3種類の丸太の中で、ただ乗り越えるだけなら、一番大きな30cmが難しいかもしれない。だがブレーキの練習として丸太とタイヤが接する3点(最初に当たった点、登りきった頂点、丸太を降りた直後)を前後輪で行なうと一番難しいのが5cmとなる。それは対象が小さくなるほど、精密なアクセル&ブレーキ操作が必要となるから。要するに、乗り越えるのが大事ではなく、どう乗り越えるか、(プロセスを)考えるのが大事だということ。実際に練習をし、自分は何が出来て、何が出来ないのか。自己分析ができる人ほど、ライディング上達は速い!

【体】ライディング姿勢はS字型で!

ライディング時の姿勢は、コース内容が分かっている道(サーキットやオフロードコースのクローズドコース)では自由で構わない。しかし、信号や交差点、そして全てを把握できない一般の道(オープンコース)では、腰をグッと前に入れ、横から見るとカラダがSの字のようになる姿勢がおすすめ。要するに仙骨を起こすということ。それだけで、内蔵を圧迫せず、腰への負担も軽減してくれる。何かとカラダに負担がかかるオートバイ。ならば、少しでもその負担を軽減する姿勢というのがS字の姿勢。悪い姿勢は、百害あって一利無し。

上手くなるためのメリット5

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乗車スタンスは垂直をキープ、アイドリングで発進、ピッチングモーション(スロットル、ブレーキによる荷重によっての運動)の特性を知る、呼吸の管理(ブレスコントロール)、広い視野を持つ。この5つのポイントがライディング上達の基本的なポイント!

いざ、実践!

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いよいよ実車練習。まずは準備運動をしっかりとしてカラダをほぐします。キレイなフォームと心とカラダのリセット、そして技術を学ぶといつでもどこでも、どんなオートバイに乗っても不安が無くなるそうです。

1.正しいポジション

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まずはハンドルのポジション。ハンドル(ブレーキ&クラッチ)を握るとき、両腕は円形状(腕が真っすぐに伸びるのはNG)にして、手を少し斜め気味(45℃)に。(*特に握力の弱い女性向きだそうです)。

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さらに手首が下がらないようにして、目線は下を見ないで前、脇をしめず、猫背にならないように。これが基本姿勢です。

2.アイドリング発進と停止

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オートバイに跨がったら、足は降ろしたまま練習をします。そうすることで、傾いても転ぶ心配がありません。アイドリングスタート(クラッチをゆっくりとつないでいく)の練習は、3キロ、5キロ、7キロ、クラッチを3段階に分け、歩く速度でクラッチを繋いでいきます。

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クラッチをつなぎ、速度が20キロになったら、クラッチを握ってゆっくりと停止。この練習を繰り返します。

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大事なのは、しっかりとこの動作をカラダで覚えること。最後に柏先生の後ろに乗って、お手本の操作を自分の目でみて復習です!

3.パワー制御とノークラッチシフト

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次はパワー制御の練習とクラッチを使わないシフトチェンジの練習。2000〜3000回転で回転数を落とさず(スロットルを戻さず)にブレーキを使ってスピードを落とします。

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前輪、後輪、前後輪の3パターンを練習。高めのギアでゆっくり走るのはちょっと難しい...。

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その後はクラッチを使わずにシフトチェンジをする(*1〜2速は入りづらくなっているので、3速以上で!)練習です。スロットルを空け、戻すのと同時にシフトペダルでギアをチェンジ。そのタイミングを覚えることでスムーズなシフトチェンジができることに繋がります。

4.クラッチレス&フルクラッチUターン

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スムーズなシフトチェンジとパワー制御を覚えたら、次は普段一番使える動作となるUターンの練習です。実は私もかなり苦手で...。まずは大きな弧を描くようにまわり、安定感ができてきた状態から少しずつ弧を小さくしていきます。

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最初は半クラッチで、それからアクセルを戻さずにブレーキで速度を調節していきます。教習場のコースは白線(公道と同様の幅)も引いてあるので、すごく目安になります。

5.とりまわし

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自分の乗っているバイクくらいは腕力に頼らずにスムーズに動かせるようにしたい。ということでとりまわしの練習。ポイントは人字バランス(バイクと自分がハの字のように)をキープすること。

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腕力に頼らずバイクを動かせるようになることが目標で、コツを覚えると意外と簡単に動かせます。ここでは、どうしたら自分のバイクがスムーズに動かせるかを覚えること、体感することが大事です。

まとめ

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最後にコース内をこれまでの練習をあたまに描き(なめらかシフト、反クラ、パワー制御)、おさらいをしながら、S字やクランク、スラロームを走って実技練習は終了。

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後は再び教室に戻って、ライディングカルテを記入して、柏先生にチェックをしてもらい全課程修了!

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普段、なかなかこういうところで練習できないので貴重な経験でした。基本的な動作(練習)の繰り返しは、地味で時間はかかるけど、後々、運転が楽になるということを勉強しました。もっと上手くなって、これからも楽しく快適にオートバイに乗りたいので、また練習しに来たいと思いました。特別に柏先生のDVD『ビッグマシンを自在に操るV5』も頂いたので、家でしっかり見て勉強します!

今回のスポット紹介

KRS -KASHIWA HIDEKI RIDING SCHOOL-

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モータージャーナリストとして活躍すること30数年。世界的に有名なレース、ダカールラリーなどに何度も参戦しつつも数々のオートバイ専門誌に寄稿。単行本やDVDなども数多く出している柏秀樹さんが校長(講師)をつとめるスクール。「笑顔で、安全に、楽しくオートバイに乗り続けるように」をテーマに楽しく、優しく、丁寧にライダーたちのレッスンをおこなっている。レッスンの内容も様々。ベーシック&応用講習からライテク・ツーリング、オフロード講習まで、好みに応じた回に参加できるのも魅力となっている!

7月からは初の試みとなる公道ワインディングのレッスン「クシタニカフェ箱根ターンパイク柏秀樹ライディング・スタディ」もスタートする!興味のある方はお問い合わせを!

TEL:080-4153-8191
メールアドレス:web.info@kashiwars.com
launchhttp://www.kashiwars.com/

ナビゲータープロフィール

ときひろみ

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1993年8月20日生まれ、埼玉県出身の20歳。千葉テレビ「週刊バイクTV」や雑誌「モトチャンプ」、「スマイルバイク」出演、その他オートバイ関連イベント出演など、オートバイ業界で活躍中のタレント。大型二輪免許も所持。愛車はKAWASAKI NINJA250RとSUZUKI GSX750R&モンキー。

今回の衣装は、RSタイチのクルーメッシュジャケット¥13,800、ラプターメッシュグローブ¥9,000、デルタライディングシューズ¥15,000(すべて税抜き)。

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