ときひろみのミニバイクで楽しむプチツーリングin鎌倉&江ノ島!

createJunichi Yasumuro
camera_altKen Takayanagi
personChika Sakikawa
tag_facesRS TAICHI & OGK KABUTO
春一番も吹き、少しずつだけど暖かくなってきているこの時期。寒さがちょっと苦手なライダーたちも、そろそろ走りたくなる頃。そんなこの時期、寒い冬の間でなまったライディングの肩ならしに、小型バイクでプチツーリングというのはいかがでしょうか。「小型バイクでツーリングなんて...」という人も結構いるかとは思いますが、速度制限の厳しい原付ならまだしも、街中最強とうたわれる小型バイクなら、片道50kmくらいはへっちゃら。確かに高速道路をビューンと走るスピード感や爽快感には欠けるけど、近場の様々な場所を巡るようなプチツーリングであれば、大きなバイクよりも断然快適で、さらに面白いもの。そこで、今回は小型バイク(125cc以下)で、東京から片道約50kmの地、江ノ島を目指す!春夏秋冬、島にはライダーが訪れる実はライダーの人気スポット。その道中には、お洒落な街、横浜や自然豊かな金沢、そして観光地として人気の湘南・鎌倉と見所は目白押し。そんな盛り沢山ツーリングを注目の小型バイクで満喫する。ライダーは、春夏秋冬、一年中、オートバイ大好きのオートバイ業界で活躍中のときひろみちゃん。セカンドバイクとして使っている小型バイクで、たまにはプチツーリング!意外な発見や面白さを試しに味わってみてください!
お気楽、極楽なスモールバイクツーリング!
神奈川県、鎌倉・江ノ島。鎌倉は歴史の教科書で習ったとおり、かつて源頼朝が鎌倉幕府を開いた都市として有名。市街地は東、北、西の三方が山で囲まれ、南が海に面している天然の要害(攻防上で重要な場所)として、その立地の良さから幕府の拠点に選ばれたともされている。現在は関東の人気観光スポットとして、全国各地、そして海外からも観光客が多く訪れている。街の中心となる鶴岡八幡宮から材木座海岸まで伸びる若宮大路は、中央の参道をはじめ、その両脇には、歴史ある教会や洋館、そして伝統工芸の店など、エキゾチックな雰囲気を味わうことができる。その鎌倉から海岸線をしばらく走ると小さな島と灯台が見えてくる。そこが江ノ島だ。湘南を代表する景勝地として、島をはじめ、近隣には公園や海水浴場、そして水族館など、年間を通して多くの観光客は訪れる。またライダーたちにとっても、程よい距離感と観光地としての魅力、そして美しい海辺を見ながらのライディングが楽しめる魅力的なツーリングスポットとして人気。今回のルートは都内から国道1号線で横浜へ、そこから16号線を通って逗子に抜け、134号線で鎌倉へ立ち寄り、再び134号線で江ノ島へという片道約60kmの走りとスポット満喫のちょっと欲張りルート。天気の良い週末、小型バイクで江ノ島までプチツーリング試してみてはいかが?

2月後半の都内某所。朝晩はまだ寒いけど、昼間は寒さもやわらいでバイクに乗るのも辛くなくなりましたね。今年に入ってちょこちょこバイクには乗っていましたが、実はツーリングは初。なので、近場がいいなという想いが通じたのか、小型バイクでのプチツーリングに!でも、小型バイクというと街乗り用のイメージがあって、高速道路にも乗れないし、長距離は辛そうだし、ツーリング向きではないのかな? と半信半疑。そんな気持ちで集合場所行くと、待っていたのはヤマハのトリシティでした。
以前、何度か撮影では見ているのですが、ちゃんと乗るのは初......。乗り心地や運転のし易さはどうかな。と前から気になっていたので、絶好のチャンス!今回は都内をスタートして、江ノ島まで行くというツーリング。もちろんずっと下道。でも距離も片道50kmくらいだし、大丈夫かなと。のんびりと下道ツーリングを楽しもうと思います。

まずは横浜まで走りました。トリシティは、走り出しがスムーズで、ハンドルも軽く、取り回しも快適。下道だからそんなにスピードも出さなくても良いし、安心して気持ちよく走れます。もちろんギアチェンジなどの操作もないので、楽チン。ただ、普段クラッチ付きのバイクに乗っているので、ちょっと物足りない気もしちゃうけど......。横浜まではずっと国道1号線を走ります。道幅も広く、ほぼ真っすぐなので、はじめてのバイクに慣れるのには最適。

40分くらい走ると雰囲気が変わっていき、みなとみらいエリアに入ると一気に景色が変わります。建物は未来的で新しく、街並もキレイ。やっぱり、横浜はお洒落な街ですね。そんな素敵な街でちょっとひとやすみ。世界中をまわる豪華客船が停泊するという大桟橋の隣にある広くてキレイな象の鼻公園。その敷地内にあるテラスのカフェは、開放的な感じで、リラックスできそうな場所。

コチラでカワイイぞうのカタチをしたロールケーキと紅茶をいただきました。陽射しがポカポカしていて、時間を忘れそうです。でも今日はツーリング、少し休んだら再び出発です。

横浜からは国道16号線を横須賀方面に向かい、金沢八景から六浦を抜けて逗子へ。再びローカルな街並になっていく感じがツーリング感を盛り上げてくれます。そして逗子からはいよいよ海岸線!やっぱり海辺を走るのは気持ちがいい。134号線は、キレイな景色と程よいワインディングがあって走るのが楽しい。ただ、人気のスポットなので渋滞も多そうですけど。

気持ちよい海辺の道を走り、由比ケ浜を通り過ぎて大仏で有名な長谷寺方面へ。次に立ち寄ったのは、鎌倉時代の衣装体験ができるという人気のスポット、梓想庵さん。お店というよりは、お家。看板を見逃さないようにしてください。入口には、どんな衣装が着れるのか、様々な写真が展示しているので、想像をして、自分の好みの衣装を選びます。

私が選んだのは、女性一番人気の牛若の衣装(源義経の子供時代の名前)。ちなみに男性に人気なのは、弁慶だそうです。

好みの衣装を選んだらお店の人に着替えを手伝っていただき(5〜10分程)、いざ外へ!お店の裏側に、昔使われたいたという鎌倉時代の衣装にぴったりの雰囲気の場所があり、コチラで記念撮影が定番ということ。その人物になりきって、思い切り楽しみましょう。なかなかこういう衣装を着ることはないので、気分も上がります。ただ、激しい動きはNGなので、気をつけてくださいね。

鎌倉時代の雰囲気を満喫したら、少しお腹が減ったので、鶴岡八幡神社近くにある"鎌倉焼き"というスイーツを販売しているお店に寄り道。鎌倉焼きは抹茶の生地の中に胡麻餡を入れて焼いた丸いカタチをしたおまんじゅうで、大きさは小ぶり。軽く、甘さも控えめなので2〜3つは食べれちゃいます。
鎌倉焼きを食べながら賑わう小町通りをブラブラして鎌倉観光気分を味わいました。さて、本格的にお腹が減ってきちゃったので、そろそろ江ノ島を目指します。鎌倉から江ノ島までは8km程、景色を楽しみながら走っているとあっという間に着いてしまいます。早々にバイクを停めたらランチへ。

お店は江ノ島の人気店「とびっちょ弁財天仲見世通り店」さん。コチラで、定番の釜揚げしらす丼をいただきました。

釜揚げされたしらすがたくさんのっていて、シンプルだけどしらすを思いっきり堪能できる丼です。

お腹がいっぱいになったところで島内を一歩き、江島は三人の女神様が祀られていることが有名で、海や水の神の他、幸福や財宝を招き、また芸道上達の功徳を持つ神様としても仰がれていて、私ももちろん、バイクのお仕事をたくさんできますようにとお参りをしました。

最後は一日の疲れを癒してくれる温泉へ。鎌倉市で唯一の天然温泉という稲村ケ崎温泉は、琥珀色のお湯が特徴で、疲労回復と女性には嬉しい美肌の湯として人気だそうです。

温泉で今日のの疲れを癒したら、お風呂上がりに牛乳をグイッと飲んで、帰るのみ。

大型バイクで遠くまで行くツーリングもいいけど、小型バイクで行く近くのツーリングも結構楽しいな。と思える一日でした。友達や仲間と一緒に行けば、もっと楽しいと思うので、皆さんも、通勤・通学用に使っている小型バイクをたまにはツーリングに使ってみてはいがかですか!
今回のコース&立寄りスポット紹介
ぞうのはなカフェ

1854年3月31日、ペリー提督が二度目の来日ではじめて横浜に上陸した場所に、横浜の歴史と未来をつなぐ空間として2009年に整備された象の鼻パーク。その敷地内の建てられた象の鼻テラスは「人や文化が出会い、つながり、新たな文化を生み出す拠点」がコンセプトとなっている。テラス内にある象の鼻カフェでは、地元の新鮮な野菜を使用した食事やバラエティあふれる飲み物を楽しむことができる。ときちゃんが頼んだのは象ロールケーキ(¥480)と潮風ハーバーティー(¥480)。一番人気はゾウノハナソフトクリーム(¥400)。
梓想庵

鎌倉時代の装束や文化を再現し、武士と同じ時の流れを体験できる「鎌倉武士や鎌倉時代を体験できる」スポット。子供から大人まで、豊富かつ幅広い装束を用意され、弓、双六、写経の体験もできる。以前は北鎌倉にあったが、2013年に現在の場所に移転。店舗の裏庭から少し歩くと800年前に使用されていた古道に続く道があり、世界遺産の候補にも挙った「大仏の切通し」もそびえ、装束と合わせてタイムスリップをした感覚も味わえる。今回、ときちゃんはかまくら体験コース(自由時間40分 料金6,500円(税込))で女性に人気の高い牛若の装束を身にまとった。
*今回は撮影用として特別に運動を許可していただきました。
電話:045-661-0602
営業時間:9:00〜16:00
料金:鎌倉武士体験 5,500円〜 文化体験 1,100円〜
定休日:日曜日
launchhttp://www.shisouan.com/
アルブルノワール

鎌倉駅から鶴岡八幡宮に向かう参道脇にお店を構えているアルブルノワール。鎌倉の新しい名物スイーツとして人気のかまくら焼きは、胡麻餡を宇治抹茶を練り込んだ生地で包んで焼き上げた店自慢のこだわりのお饅頭。小ぶりかつ優しい味が軽く数個はいけてしまうほど美味な大人スイーツ1個60円。お土産用は10個入りで640円。食べ歩きスイーツとしても最適!
稲村ケ崎温泉

鎌倉市で唯一の天然温泉を味わうことができる施設。お湯は琥珀色をした松の成分を含んだ炭酸水素塩泉で、モール泉という植物の有機性分から成り、冷え症や神経痛、切り傷、やけど、慢性皮膚炎などに効能があり、また炭酸水素イオンがカラダに溜まった老廃物を排出させ、疲労を回復する効果もある。湯上がりもさっぱりとしているのも魅力。2016年夏には、隣にあるレストランの2階に展望露天を新装予定となっており、そちらも楽しみ。
*撮影のため特別にタオルを使用しております。
電話:0467-22-7199
営業時間:9:00〜21:00(最終受付20:00)
料金:1400円(*18歳未満の入場お断り)
launchhttp://inamuragasaki-onsen.com/
江島神社

日本三大弁財天(安岐の宮島、近江の竹生島、江の島)として有名な妙音弁財天が祀られている由緒正しき神社。この神社には、三姉妹の女神が祭神となっており、島内にある奥津宮、中津宮、辺津宮それぞれの社殿に祀られている。この三女神は江島大神と称され、海の神、水の神、そして幸福と財宝を招き、芸道上達の功徳を持つ神として現在も仰がれている。島散策の際には是非拝観を!
とびっちょ

江島神社へと繋がる江ノ島のメイン通り、弁財天仲見世通りにある名物のしらすと新鮮な海の幸を提供しているお店。島内にはもう一店舗(本店)もある。*なましらすは1〜3月中旬まで禁漁期間となっているので、ご注意を!今回いただいたのは、お店定番の地元でとれる新鮮なしらすを釜で揚げ、たっぷりとのせた釜揚げしらす丼(890円)。一番人気のお店自慢のとびっちょ丼(1750円)は新鮮な鮮魚をふんだんに使い、味もボリュームも満点。
MOTORCYCLE SPEC
YAMAHA TRICITY125

全長/全幅/全高 | 1905mm/735mm/1215mm |
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シート高 | 780mm |
装備重量 | 152kg |
排気量 | 124cc |
エンジン型式 | 水冷単気筒SOHC |
タンク容量 | 6.6L |
価格 | ¥356,400~ |
ナビゲータープロフィール
ときひろみ

1993年8月20日生まれ、埼玉県出身の20歳。千葉テレビ「週刊バイクTV」や雑誌「モトチャンプ」、「スマイルバイク」、「モトナビ」出演、その他オートバイ関連イベント出演など、オートバイ業界で活躍中のタレント。大型二輪免許も所持。愛車はKAWASAKI NINJA250RとSUZUKI GSX750R&モンキー。
今回の衣装は、クシタニのウインターレイジャケット(¥51,840)、Eライドパンツ(¥17,820)、ウインドストッパーキルトグローブ(¥8,640)、ガルドシューズ4(¥41,040)。