2015.03.11
PCX150カスタムvol.2 リアの足廻りをグイっと伸ばすカスタム!

リアの足廻りをグイっと伸ばすカスタム!
どうも、ゼロカスタムとゼロマガジンの制作を担当している、シゲルです。
前回、マフラーとエアクリーナー(エアクリ)を交換して運転中に眠たくならないカスタムをしました。重低音を響かせているPCX150ですが、今回はリアをグイっと110mm伸ばします。
110mmだけ?と思うロングカスタムをやった事のない方!
ぶっちゃけ「思った以上に伸びます!」
PCXの場合これ以上延ばすと配線を交換したり、延長したり、色々手を加えないといけないのでこのくらいの長さが手間をかけずいじるなら限界かなと思いました。
今回もPCXのカスタムを時系列で公開してます、参考にしてください!
今回のカスタムの意気込み
「たぶん、リアが伸びればカッコいい!!」
今回のカスタムパーツはコレ!
ADIO(アディオ) 110mmロングホイールベースキット

リアタイヤを後方へとオフセットし、ホイールベースをロング化するロングホイールベースキットです。ホイールベースを110mm延長し、安定感のあるグッドプロポーションを実現します。
※取り付けに際しては純正リアフェンダーカットが必要になります。
※車両により、センタースタンドを掛けた時に、エンジンスロットル部とシートボックスが干渉する場合があります。その場合は、センタースタンドを使用しないか、またはシートボックスの穴あけ加工を行ってください。
シゲル ポイント①
まずはどこのパーツと交換なのかチェックしよう!

この黒いのを

このシルバーのものと交換します。
ボディとリアが一度完全に離れるのでボディ側にジャッキがあると便利です!
シゲル ポイント②
今回あると便利なメンテナンスアイテムはコレ
SUEKAGE(スエカゲ) 48PCツールキット

様々なメンテナンスフィールドに対応すべく、廻す、つかむ、切るの3機能を備えた整備用ツールキットです。
MINIMOTO(ミニモト) バイクジャッキ(最大荷重500kg)

各可動、摺動部分には定期的に注油してください。アタッチメントを取り外して、ジャッキ本体のみでの使用できます。
では早速作業開始です!
今回も外装(カウル)は全部外します!なんで!下だけでいいじゃん!って思うかも知れませんが、配線の取り回しを変更したり、リアショックの取り付け位置を変更したり、なんだかんだあるので、全部取っ払ってホネホネ状態にします!

まずは外装を取っ払いましょう!
元に戻す時のためにできるだけこんな感じに置いた方が分かりやすい。

リアフェンダーも外しちゃいます!
ウィンカー等の配線の束を外しちゃいましょう!基本色が一緒だから戻す際は問題ないと思う。

ここに見にくいけどネジがいるのでひっ捕らえましょう。

ここまで外すと、もう何のバイクかわかりません!

この段階でこの配線の束はこんな感じになってるはずです。

リアが110mm伸びることを想定して、この束の配線とリアブレーキの配線に余裕を持たせます。基本的に長めなので取り回し変更で対応可能。

取り回し変更した配線が問題無いかリア周りの配線位置を目視でチェック!

ジャッキで固定して!リアショックを外して!
ホイールベースをごっそり外します。


外した純正が左、右の黒いのが今回付けるパーツです。
置き比べるとやはりかなり長い!
次はコイツを車両に付けます!さっきと逆の要領ですね!押し込む必要があるので、ジャッキがズレないように注意してくださいね!
必死に持ち上げながら手探りで取り付け位置を探す!
ジャッキを気にしながら、必死に!

「くそー!あ、あ!ん?ついた?ついたぁぁ!!」

「うわ!わぁー!伸びたーっ!」

思った以上に伸びました(笑)
これで完成ではありません。ここからリアショックの取り付け位置を同封されているパーツを使って移動します!これを付けないと車高が下がりすぎるのと、ショックに角度がついて負荷が掛かりすぎてしまいます。
さっそくリアショック位置変更の作業を進めます。
付属のパーツを使って、リアのショック固定位置を後ろに下げる!


これを下げないと車高やらなんやらが全部狂ってしまうので必ず付けましょう。
実際に取り付け自体は片方ずつやれば簡単です。両方一気に外してしまうと支えが無くなってしまうので、まずは両方のショックボルトを緩めて、片方ずつ作業しましょう。
これで一通りの設置は完了です。 がしかし!一つここで問題が発生。

メットインのボックスがキャブ付近に接触しそう。。。
これを対策する方法は2つあります。
その方法とは...
対策方法①
サスペンションを社外品の純正よりも長い物に交換して接触を避ける
※この際車高も上がります。
PCXの純正サスは310mmです。これを340mmから360mmくらいの物に変更して車高を上げることによって接触を避けるという方法。
だがしかし!
PCXで現在販売されているサスだとこの長さ(340mm以上)のものがあまり無いのが現状。。。まぁあ確かに流行は車高を低くする方向だから少なくて当然といえば当然なのだが。 という訳で、ここで禁断の裏ワザを使うのである。
ホンダ/PCXにヤマハ/シグナスのサスを使います。
シグナスのサスは基本流用可能。 シグナスは各メーカーさんからいろいろな長さのサスが販売されていますので、ある程度予算に合わせて選べるかと思います。 禁じ手だと言われればそこまでなのですが、接触するよりは良いし、見た目も格好よくなるので悪い話ではないと思います。
※パーツの流用取付は推奨されているものではありません。自己責任でお願いします。
対策方法②
メットインのBOXで接触しそうな個所をカットする。
先ほどの写真を見てもらったら分かる通り、段差などの沈みで接触が想定されるので、接触しそうな個所をカット(樹脂ボックス)すれば万事解決。加工は必要ですがこの方法でいけばノーマルのサスのままでもいけるし、車高も上がらずに済みます。
ちなみに私はこの方法でクリアしました。
今回カットに使用したのはマジックソー。これ結構使えます。
このマジックソーで接触しそうな個所をごっそり削り取ります。


これで接触は回避できました!この作業は努力と根性だけで費用はそこまで掛かりません。安心安全に乗るためにはしっかりといじりましょう!
でもここで一つお知らせがあります!メットインをカット=メットインの中に穴が空きます(笑)これはしっかり内側からシートなどを貼って埋めましょう。
ちなみに「私はそのままにしてます」が。
これで作業は終了。見た目はかなり変わりますね。
乗り心地もサスを下げているおかげで違和感無し。



お気付きになられた方、鋭いですね。

リアフェンダーレスのカスタムも一緒にやりました。
KITACO(キタコ) フェンダーレスキット スチール製ブラック

テール周りを軽快感のあるスタイルに。
スチール製、ブラック仕上げ丸ミニウインカー付属、12V-21Wウインカーアンバー球付属
リアがグッと引き締まって超カッコ良くなります!
がっ!しかし! ※本日2回目

これをこうしようと思うと、先程位置変更したサスに干渉して取付けが出来ません。
なので、私は
「またカットしました。マジックソーで。」

これでサス干渉は回避して一応しっかり付きはしますが加工を要するので。。。
完全自己責任で宜しくお願いします。


今回は色々問題が起こりましたがなんとかカスタムが完了しました。ロンスイ化をしたいと思っている方はしっかりと準備して挑戦しましょう!
あとはショップに持ち込むなどしてプロにお願いしましょう!
今回のPCXカスタム格言







