2014.10.28
グロムいじりvol.5 【ブレーキ】ブレンボキャリパー 新カニ(ブラック)

GROM に bremboォ? いいのいいの!気分さえ良ければ!
グロムのブレーキは、キャリパー自体の性能は良くパッドをちゃんとしたのに交換するだけで、きちんと効くようになります。
ただ最近、偉そうにも高速域からのブレーキングで限界が見えた気がするので、フロントだけ定番「ブレンボ 新カニ34mm 2pod」の黒にしてみました。
と言っても真っ黒で地味・・・なのです

黒いキャリパーとキャリパーサポート、ホースはノーマルという、言われなければ気づかぬような地味なカスタム。
しかも新カニ黒はブレンボロゴもペイントされっぱなしでよく見えない。
キャリパーサポートはG-Craftのもの。
車体の個体差にもよると思いますが、今回はG-Craftのキャリパーサポートでディスクとキャリパー位置のセンターもばっちり合いました。
キャリパーの交換作業はさすがにショップにお任せしました。
交換後はやっぱり効きます。今までノーマルキャリパー+赤パッドで、片押し2podと変わらなかったらどうしようと思っていましたが、違うものですねー。
パッド自体は赤パッドに比べてかなり硬い感じはするのですが(カニの標準パッドがどういうものかよく知らないんですが)、高速域からでも握ったら握っただけ効きます。効き具合の調整もしやすい?というか、ノーマル+赤パッドの時のようなグギュッとめり込むような効き方に対し、抵抗の掛かり方が均等で・・・上手く言えませんが、これが「コントロールしやすい」ということなんだと思います。

よく見るとパッドがディスクに当たる幅というか高さがノーマルより大きく、いままで接触していなかったディスクの内側ギリギリまで摩擦の対象となっていました。
地味だけど満足げ

遠目に見ても・・・やっぱり地味!フォークに合わせてゴールドにすれば良かったかな?
同時にブレーキホースもステンレスに交換したかったのですが、思ったより高価でキリがないのでやめました。
そこまですると効きがカチッとしすぎるような気もするので、しばらくホースはそのままでいきます。
ディスクローターもBRAKINGとかガルファーなどのデザイン性の優れたウェーブディスクにしたいところですが、それもいずれ気が向いたら。
しばらく走ってみましたが、効きはいいけどとにかく鳴きが酷い。ディスクとパッドの相性とかなのかしら?
『クゥ─────────ッ!!』とか『コォ─────────ッ!!』みたいなかなり大きな音がしてみっともない。
いくら走っても鳴きが治まらないので、シビレを切らしてSBSのフツーのストリートパッドにしてみました(せっかくブレンボにしたのに)。
自分でやるか迷いましたが、情報収集する限り何とかできそうな気がしたので挑戦です。
※非常に重要な部品ですので、作業は資格を持った整備士に依頼してください。
パッドの交換 1

左の矢印の、パッドの台座を貫通している止め軸を抜きます。
簡単なストッパーのようなリングを外し、コンコン叩いてやると抜けます。
そうすると軸にかかっていたバネみたいなのが外れ、パッドは自由な状態です。
パッドの交換 2

パッドは自由な状態ですが、このままでは外せません。
キャリパーサポートからキャリパーを外します。
このボルトはかなり強力に固定されているはずです。
そうすると軸の反対側から、隙間を縫ってパッドが取り出せます。
キャリパーサポートの形状によっては、キャリパーサポートも外す必要があるかもしれません。
パッドの交換 3

取り付けは逆の手順でやれば特に問題なくできると思います。軸に引っかけるバネみたいなやつが硬くて少々難儀しますが力業で押し込みます。
キャリパーは取り付けの際ボルトにネジロック剤を使用してください。今回はデイトナの中強度を使いました。
左は今回交換したSBSのストリートパッド(730HF)。
結果、鳴きはピタリと止まり、効きも悪くありません。でもブレンボ標準のパッドの方が、ぎゅうーっと握ったときにいくらでも効く感じがします。
SBSでも実用上は何の問題もないレベル。純正キャリパー+赤パッドとあまり変わらないと言うか(^^;
やっぱり、パッドはブレンボ標準のままで、ローターをカッケーのにした方が効きも気分もよさそうですが、パッド交換の10倍くらいの出費になるので・・・。
新カニ用のデイトナ赤パッドあたりがあれば良かったんですが、新カニ用赤パッドは残念ながらラインナップにはありませんでした。ちなみにゴールデンならあります。
ということで、なんか納得いかないので、もう少しいじって再度報告したいと思います。
毎度、アテにならないレビューで申し訳ない!<(_ _)>
(こんな試行錯誤が面白い自分なのでした)
【追記】
SBSのアタリもつかぬまま、せっかくのブレンボなので、ブレンボの標準パッドに戻したいと思います。もちろん、ただ戻すだけではありません。
問題は、そう『鳴き』。停止前に『クゥ───クゥゥゥ────────ッ!』と中途半端で情けない、その上かなりの音量でうるさいです。
ブレーキ鳴き止め剤を使ってみる

そこで!『ブレーキ鳴き止め剤』なるものを使ってみることにしました。存在は知っていましたが使うのはもちろん今回が初めて。
今回は使い切りタイプのパーマテックス ブレーキ鳴き止め剤を使います。
前回同様の手順でパッドを抜きます。
パッドの比較

左上からブレンボ、SBS、純正キャリパー用赤パッド。
SBSとブレンボを比較すると、ほぼ同じ形状、パッド面がブレンボはより金属っぽくテラテラしています。また、最初に取り付けた整備の方がやってくれたのか、最初からそうなのかわかりませんがブレンボはパッドのエッジが少し面取りされていました。
SBSのほうが握って速攻で効きはじめるので、うたい文句通りストリート向けかもしれません。また、弱い力でもよく効くので握力の弱い女性にもいいかもです。
鳴き止め剤の塗布

さて鳴き止め剤をパッド台座の金属部分にトフトフと塗布します。パッド面に塗っちゃダメですよ。
薄く均等にと書いてありましたが、貧乏性なのでけっこう厚めにトフトフしてしまいました。
余らせてももったいないので、SBSの方にも塗ってやります。またSBSに戻すかもしれないし。
「10分くらいでゴム状に固まる」とあったのですが、20分〜30分経っても若干ペトペトしています。もう面倒くさいので付けちゃいます。
・・・で、さっそくテスト走行してきました。
結論から言うと効果はありました!でも鳴きはします。
どういうことかというと、塗る前は停止前、長い時間大音量で鳴くのですが、それが停止直前に『ククゥッ!』と鳴くくらいに。音量も半分くらい。効きはもちろん変わらないので、しばらくこれで行ってみようと思います。
問題はこの状態がどれほど長持ちするか、なんですが。また性懲りもなくクゥクゥ言い出したらまたSBSに変えてやるだけ。
そもそもどうしてこんな音がするんでしょうかね。
しかし、ブレーキのカスタムに手を出すとは我ながら信じられません。楽しいです(^o^)
今後、このカスタム録が続くかどうかわかりませんが、今のところ目立ったカスタムは未定で、とりあえず第一シーズンを終了とさせていただきます。
ありがとうございました。<(_ _)>